平成24年の東京都食中毒発生状況確定値が発表されました。

 食中毒の発生状況を見ると、最も多いのがノロウイルスによる食中毒で、発生件数59件、患者数1,545名となり、いずれも過去最高となってしまいました。発生件数では、全発生件数142件の41.5%を占めています。また患者数については、2,103名の73.5%を占めています。
 第2番目は、カンピロバクターで発生件数42件、患者数が265名となっています。第3番目は寄生虫となり、発生件数が24件となりました。このうち、アニサキス食中毒によるものが22件となっています。アニサキス食中毒は、近年、低温流通システムの整備に伴い、新鮮な魚介類が生で食べられるようになったことで増加していると推察されています。以下に、過去11年間の食中毒発生状況及び患者数並びに平成24年の食中毒発生状況をグラフにして掲載いたします。これらを参考にしていただき、食中毒予防にお役立てください。詳細については、東京都のホームページ「食中毒の発生状況」をご覧ください

過去11年間の食中毒発生件数及び患者数

平成24年月別食中毒の発生状況

平成24年病因物質別食中毒発生状況

平成24年月別ノロウイルス食中毒発生状況

平成24年月別アニサキス食中毒発生状況

過去8年間のアニサキス食中毒発生状況

東京都HP「食品衛生の窓」 食中毒の発生状況へリンク
ノロウイルス食中毒とは
カンピロバクター食中毒とは
アニサキス食中毒とは 「食品衛生責任者お知らせ版152号」